中古ガス給湯器のメリット・デメリットと選び方のポイント

中古のガス給湯器は、新品に比べて価格が安く、手軽に導入できる点が魅力です。しかし、寿命や故障リスクなどのデメリットもあるため、慎重に選ぶ必要があります。本記事では、中古ガス給湯器の特徴、購入時の注意点、メリット・デメリットを解説します。

本日は、水道トラブル専門店の株式会社クリーンライフで修理を実際に行っている筆者が、よくある水道トラブルの経験をまじえて解説いたします。

中古ガス給湯器3つのメリット

中古のガス給湯器は、コストを抑えたい方や急いで交換が必要な場合に適しています。

新品の給湯器は数十万円することが多いですが、中古品であれば大幅に価格を抑えることができます。急な故障で交換が必要な場合や、一時的な利用には特に便利です。

在庫がある中古品は即納できる場合が多く、納期を待たずに設置できる点もメリットです。特に寒い季節に給湯器が故障した際には迅速な対応が重要です。

まだ使える給湯器を再利用することで、廃棄物を減らし、環境への負荷を軽減できます。

中古品にはいくつかのリスクもあるため、慎重な選定が求められます。

給湯器の耐用年数は約10〜15年です。中古品はすでに数年使用されていることが多く、すぐに寿命が来る可能性があります。

内部の部品が劣化している場合、故障の頻度が高くなることがあります。また、メーカー保証が切れていることが多いため、修理費用がかさむリスクも考慮しましょう。

給湯器は専門業者による設置が必要です。中古品の設置でも工事費用がかかるため、トータルコストを事前に確認することが重要です。

中古のガス給湯器を購入する際には、いくつかのポイントを押さえることで失敗を防ぐことができます。

製造年や使用開始時期が古いほど、寿命が近い可能性が高まります。製造から5年以内のものを選ぶと安心です。

定期的なメンテナンスを受けていた給湯器は、使用年数が長くても比較的良好な状態が保たれていることがあります。

中古品でも、販売店が独自の保証を付けている場合があります。購入前に保証の内容をしっかり確認しましょう。

給湯器の「号数」は使用するお湯の量に応じて選ぶ必要があります。例えば、4人家族には24号の給湯器が適しています。

中古給湯器を導入した後も、定期的なメンテナンスが欠かせません。フィルターやバーナー部分の清掃を行うことで、燃焼効率を維持し、長期間にわたって快適に使い続けることができます。また、異音や不調を感じた場合は早めに専門業者に点検を依頼しましょう。

中古ガス給湯器は、コストを抑えたい場合や緊急時の対応に適していますが、寿命や故障リスクといったデメリットも考慮する必要があります。製造年やメンテナンス履歴、保証の有無などをしっかり確認し、信頼できる業者から購入することが大切です。適切な選択をすることで、無理なく快適な給湯環境を整えましょう。

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