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水道管の種類・素材はさまざま!交換時の注意点も解説

水道管の素材は時代とともに改良され、変化してきました。それにより、水道管の耐久性の向上、水質維持などが実現したのです。水道管はホームセンターなどで売られていますが、自分でできる修理には制限があるため、できる工事とできない工事を認識しておく必要があります。

水道トラブル専門店の株式会社クリーンライフで修理を実際に行っている筆者が、よくある水道トラブルの経験をまじえて解説いたします。

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水道管とは?種類や素材も解説

道路工事の現場で、長い管を見たことのある方は多いでしょう。水道管は古くなると老朽化し、漏水・破裂してしまう可能性があります。

水道管の法定耐用年数は40年で、これを超過しているのは全国の水道管のうち約20%です。本来の水道管とは、このように公共設備の配水管を指しますが、世間一般では給水管のことを水道管と呼ぶことが多いです。公共設備の配水管から、それぞれの家庭に水を送り届けるのが給水管となります。

鉄管

昔は水道の蛇口をひねると、当たり前のように赤い水が出てきました。これは、水道管の素材に鉄が使われているためです。

赤い水は見た目が悪く、また味にも影響してきます。また、鉄管は腐食して穴が開きやすいため、現在は見かけなくなりつつあります。

樹脂管

近年の主流は樹脂管で、その一つがHIVP管です。加工しやすい、価格が安価、また樹脂のためサビないなどのメリットがあります。

もう一つの樹脂管であるポリ管は、HIVP管より耐久性が強く、特に震災の被害を受けやすい日本の水道管素材として適しています。一方で価格が高価で、日光に弱いのがデメリットです。

エルメックス管

まだ一部の施設でしか使われていませんが、耐熱・耐寒性能が高いため、過酷な環境でも耐えられるのが特徴です。また、塩素水の影響によるパイプ劣化が起こりにくく、安定した水質を維持しやすいとして注目されています。

水道管の交換は自分でできるのか?

自己所有の土地に埋没している水道管は、自分で自由に交換できると思うかもしれません。しかし、施工できる作業内容は水道法により指定されており、個人で可能な工事には制限があるのです。

水道設備で取り扱うのは水であり、水は流れていく性質があります。DIYによる施工に問題があると、水道水が何らかの物質によって汚染される可能性があります。

そうすれば居住者はもちろん、近隣住民にも汚染の影響が拡大するリスクがあるのです。そのため、公共設備の上下水道につながる給水管引込み工事や屋内配管工事は、資格所有者でなければ行えません。

自分でできる水道管の工事とは

すでに屋内に給水設備が設置されている場合は、そこから水道管を延長させることは可能です。水道管の分岐や交換、撤去作業も行えますが、DIYで行うとなれば相当に難易度が高いのが現実です。

専用工具を揃えると高額な費用がかかりますし、またプロのように美しく仕上げることは難しいでしょう。さらに、水漏れトラブルが発生しやすいなど、結果的にプロに任せたほうが費用対効果で勝るケースが多いです。

水道管の修理にかかる費用相場は?

水道管修理の費用は、手間と時間に比例します。例えば、目で確認できる場所にある水道管と、壁中に埋まっている水道管の修理では費用が大きく変わってきます。

一般的な水道管工事

損傷の状況、水道管の長さなどにもよりますが、目に見えている水道管の工事ですと2~3万円が相場です。水道事業者より指定を受けた水道局指定工事店であれば、法外な料金を請求してくる可能性は低いです。ただし、実際の費用は各社の裁量によって決められる部分が大きく、業者によって2倍程度の差が生じるというケースは少なくありません。

目視できない場所にある水道管工事

壁や床下などに水道管が埋まっている場合は、目視できる場所にある状況と比較し、修理費用が2~3倍になることがあります。壁を壊す、地面を掘るなどの作業が加わり、また修理後はこれらを元通りにする必要があるからです。

夜間の作業は高くなる

夜間に修理を依頼すると、夜間割増料金として25%上乗せされます。例えば、日中に依頼すると2万円の工事が、夜間だと2万5,000円になる感覚です。ほかにも休日や繁忙期などは、割増になることがあります。

まとめ

近年は水道管の素材として、樹脂管が多用されています。樹脂管は加工性に優れており、DIYによる水道修理におすすめの素材です。

ただし、給水管引込み工事や屋内配管工事はDIYで行えない点は留意しておく必要があります。また、DIYで行える修理においても、品質・安全性を考慮するとプロに任せるのが得策です。

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