自分でできる！2ハンドル混合水栓の交換手順と注意点
浴室の2ハンドル混合水栓が古くなり、自分で交換を考えている方もいるでしょう。専門業者に頼むのも一つの方法ですが、自分で交換すれば費用を抑えることができ、DIYの達成感も味わえます。しかし、交換作業には注意すべきポイントが多いため、事前に手順をしっかり理解しておくことが重要です。
本日は、水道トラブル専門店の株式会社クリーンライフで修理を実際に行っている筆者が、2ハンドル混合水栓を自分で交換するための具体的な手順と注意点を詳しく解説します。
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自分で2ハンドル混合水栓を交換するための準備
交換作業を始める前に、必要な工具や材料を揃え、作業環境を整えておくことが大切です。準備がしっかりしていれば、作業がスムーズに進みます。
1. 必要な工具と材料
まず、以下の工具と材料を準備しましょう。
- モンキーレンチ: 配管や水栓の取り外しと取り付けに必要です。
- プライヤー: 細かい部分の調整やナットの取り外しに便利です。
- シールテープ: 配管接続部分の水漏れ防止に使用します。
- パッキン: 古いパッキンは劣化している可能性があるため、新しいものを用意します。
- バケツと雑巾: 水漏れや汚れの処理に使います。
2. 水栓の選び方
交換する水栓は、既存の配管やバスルームのデザインに合ったものを選びましょう。サイズや取り付け方法が異なると、作業が複雑になることがあります。また、耐久性のある素材（ステンレスやクロムメッキなど）を選ぶと、長期間にわたって使用できます。
3. 作業場所の準備
作業を始める前に、バスルームの周りを片付け、必要な工具や材料を手元に揃えておきます。作業中に水がこぼれることがあるため、バケツや雑巾を準備しておくと良いでしょう。また、古い水栓の取り外しがスムーズに進むよう、配管周りをきれいにしておくことも大切です。
2ハンドル混合水栓の交換手順
準備が整ったら、いよいよ交換作業を始めましょう。ここでは、手順を一つ一つ丁寧に解説していきます。
1. 元栓を閉める
まず最初に、水道の元栓を閉めてください。これにより、作業中に水が噴き出すのを防ぐことができます。元栓は通常、浴室や家の外部にあります。元栓をしっかりと閉めた後、混合水栓のハンドルを回して水が完全に止まっていることを確認しましょう。
2. 古い水栓の取り外し
次に、モンキーレンチを使って古い水栓を取り外します。まず、ハンドル部分を慎重に外し、続いて配管との接続部分を取り外します。この際、配管を傷つけないように注意しながら作業を進めます。配管が錆びていたり、固着している場合は、プライヤーを使ってゆっくりと回しながら外します。
3. 配管の掃除と確認
古い水栓を取り外した後、配管の内部を確認し、汚れや錆を取り除きます。配管内にゴミが残っていると、新しい水栓の取り付けがうまくいかない可能性があります。また、配管に傷や劣化がないかを確認し、問題がある場合は修理や交換を検討します。
4. 新しい水栓の取り付け
配管がきれいになったら、新しい水栓を取り付けます。まず、配管のネジ部分にシールテープをしっかりと巻きつけます。これにより、水漏れを防ぐことができます。次に、新しいパッキンを配管の接続部分にセットし、水栓本体を取り付けます。取り付ける際には、モンキーレンチを使ってしっかりと締め付けますが、締めすぎると配管を傷つける可能性があるため、適度な力で固定しましょう。
5. 水漏れチェックと微調整
新しい水栓を取り付けた後、元栓を開けて水を流し、水漏れがないか確認します。もし水漏れがある場合は、シールテープを追加するか、接続部分をもう一度締め直します。また、温水と冷水が正しく混合され、ハンドル操作がスムーズに行えるかも確認してください。必要に応じて、ハンドル部分の微調整を行います。
交換作業時3つの注意点
自分で交換作業を行う際には、いくつかの注意点があります。これらを守ることで、トラブルを防ぎ、安全に作業を進めることができます。
1. 安全対策を徹底する
作業中は、安全を最優先に考えましょう。特に、配管の取り外しや取り付け作業は、力を入れる場面が多いため、手を怪我しないように作業手袋を着用することをおすすめします。また、作業中に水がこぼれる可能性があるため、電気機器を事前に移動させ、感電のリスクを避けましょう。
2. 適切な力加減で作業する
配管や水栓の取り付け・取り外し作業では、過剰な力をかけないように注意が必要です。特に古い配管は、力を入れすぎると破損するリスクがあります。また、取り付けの際も、ネジや配管を過度に締め付けると、漏水の原因になることがあります。適度な力加減で作業を行いましょう。
3. 作業に自信がない場合は専門業者に相談
もし作業中に不安やトラブルが発生した場合は、無理をせず、専門業者に相談することをおすすめします。自分で修理しようと試みて、かえって状況が悪化するケースもあります。専門家のアドバイスを受けることで、安全に作業を完了させることができます。
まとめ
2ハンドル混合水栓の交換を自分で行う際の手順と注意点について解説しました。適切な準備と手順を守れば、DIYでの交換も十分可能です。費用を抑えつつ、バスルームの快適さを向上させるために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。ただし、作業に自信がない場合や配管に問題がある場合は、専門業者に依頼することも検討してください。安全で快適なバスルームを実現するために、慎重に作業を進めましょう。
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