キッチンの換気扇の掃除ガイド!頑固な油汚れを撃退!
キッチンの換気扇の油汚れは頑固で、ひとたび付着すると容易には落ちません。だからといって掃除をしないと、様々なデメリットを招くため注意が必要です。この記事では、換気扇の汚れの正体、また換気扇の掃除方法と掃除の必要性について紹介していきます。
キッチンの換気扇が汚れる原因
室内にある換気扇の中でも、キッチンの換気扇は最も汚れます。コンロで調理するときに、油が油煙となって舞い上がり、それが換気扇に絡みつくからです。
調理頻度が多いほど換気扇が汚れる
家でまったく調理をしない家庭であれば、キッチンの換気扇はあまり汚れません。浴室やトイレなど、他の場所に設置されている換気扇と大差は出ないでしょう。
一方で、家で調理をする場合は油煙が発生します。例えば、魚を焼くとモクモクとした煙が発生しますが、あれが油煙です。
焼き魚以外では揚げ物も油煙が発生しやすいです。油煙は冷えると固まる性質があり、それが換気扇に付着します。
また換気扇はホコリも吸い込むため、油と混じってベタベタになります。
汚れるほど汚れを加速させる
換気扇はベタベタするので、掃除をしたくないという方は多いでしょう。こうした油汚れには吸着力があるため、空気中の小さなゴミなども引き寄せます。
汚れが溜まるとドロドロになり、さらに汚れの付着を促進させます。半年も掃除をしないと、相当に汚れが溜まると考えてください。
汚れた換気扇を正しく落とす掃除方法
換気扇の汚れを効率よく落とすにはコツがあります。換気扇の掃除が大嫌いという人ほど、間違った方法で掃除をしているケースが多いのが現実です。
換気扇掃除に適した季節とは
夏場が最も適しており、これは室温が高いためです。油は冷えていると硬くなり、落としにくくなります。そのため、気温が高くなる日を目がけて掃除をするのがおすすめです。
アルカリ性の洗剤を使用する
換気扇の油汚れを落とすには、アルカリ性の洗剤が役立ちます。キッチン用の洗剤は油を落とすことを重視しているため、換気扇にも使用できます。
取り外しができない部分の汚れには、アルカリ性のスプレー洗剤が効果的です。歯ブラシや綿棒を使用すると、細部の汚れを落としやすいです。
キッチン用の洗剤がない場合は、同じくアルカリ性を示す重曹で代用できます。
つけ置き洗いが最適
つけ置き洗いならば、隅々まで綺麗にできます。つけ置き洗いをする際はゴミ袋を用意し、取り外し可能な換気扇の部品を入れてください。
それから50度くらいのお湯を入れて、全体が浸るようにします。続けて洗剤を適量入れて、あとは30分ほど放置します。
それにより大半の汚れは落ちるでしょう。落とし切れない汚れに関しては、スポンジや歯ブラシで擦って落としてください。
キッチンの換気扇掃除をおこなわないリスク
キッチンの換気扇が汚れても、動けば問題ないと考えるかもしれません。しかし実際は、換気扇掃除をせずに汚れがひどくなると、様々なリスクを引き起こします。
十分な換気機能を発揮できない
換気扇が汚れてくると、換気機能が低下してきます。すると換気扇を回しているのに、十分に換気されないという問題が生じるのです。
キッチンの換気扇は、調理時以外でも部屋の換気をするために役立ちます。しかし、機能が低下すると湿気やニオイを除去する効果も半減するのです。
部屋干しをする方は要注意
洗濯物を部屋で干すという方は、特にキッチンの換気扇の掃除を徹底してください。換気扇が油煙を十分に回収できなければ、油煙が洗濯物に付着してしまいます。その結果、洗濯をしたのにベタついたり、色がついたりしてしまうリスクがあります。
電気代が上がってしまう
汚れたエアコンを使用すると電気代が上がりますが、これはキッチンの換気扇にも言えることです。換気扇に負荷をかけるため、電力の消費量が増えてしまうのです。
また、汚れた換気扇は故障しやすくなります。換気扇の掃除をしないと、確実に経済的な損失を招くわけです。
まとめ
キッチンの換気扇汚れの多くは油煙で、それにホコリなどのゴミが混じって頑固な汚れが形成されます。汚れを放置すると、部屋が汚れるばかりでなく、換気扇の故障や電気代の上昇などのデメリットが生じます。そこで、油汚れに強いアルカリ性の洗剤を使用し、定期的に洗っておきましょう。