トイレの詰まりに重曹+お酢が最強！正しい手順でトラブル解決

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トイレの詰まりは、家庭にある意外なもので簡単に解消できるかもしれません。
そのアイテムとは、料理に使用されることもある食品添加物の重曹です。

この重曹とお酢と組み合わせる方法は、効果・コスパともに最高です。
まずはこの方法を試してみて、解消しないようであればプロに相談することを考えましょう。

トイレの詰まりに重曹とお酢が良いワケ

重曹とお酢は天然の洗剤と言われるほど、汚れを落とすのに適しています。
これらはいずれか一つだけ使用しても効果的ですが、より洗浄力を高めるためには併用するのがおすすめです。

それは両者には異なる性質があるためです。

重曹とは炭酸水素ナトリウムのことで、食品添加物として幅広く使用されていますが、研磨作用があることから洗浄剤としても活躍します。
重曹は水に溶けにくいアルカリ性の性質があり、表面がザラザラしているので汚れを落とすのに適しています。

重曹がアルカリ性であるのに対して、お酢は酸性の液体です。
雑菌の繁殖を抑制する働きがあるので、ぬめりを予防したり、水垢を落としたりするのに最適です。

お酢がない場合はクエン酸で代用できます。

重曹とお酢は単体で使用してもよいですが、より洗浄力を高めるためには併用をおすすめします。
両者を混ぜ合わせると炭酸ガスが発生し、詰まりの原因により素早く働きかけるのです。

ただし、詰まりの原因がトイレットペーパーや排泄物以外にある場合は、あまり効果を発揮しません。

トイレが詰まったら、まず詰まりの原因を突き止めましょう。
固形物以外の水に溶けるものが原因で詰まった場合は、重曹とお酢を使用する方法を試してみてください。

計量カップ50mlの重曹を便器の封水に入れます。
ここで重要なのは、必ずお酢よりも先に重曹を入れることです。

順番が逆になってしまうと、十分な炭酸ガスが発生せず、ペーパーや排泄物を溶かす効果が弱くなるので要注意です。

重曹を入れたら、今度は計量カップ100mlのお酢を入れます。
するとブクブクとした泡が発生してきます。

重曹をお酢を入れたら、続いて50度くらいのお湯を入れてください。
便器内の半分くらいの位置まで入れればOKです。

50度の湯温は一般的なお風呂の温度よりもかなり熱いですが、指を入れられる程度です。
これが60度くらいになると、指を入れ続けることはできません。

換気をしながら1時間ほど時間を置きましょう。
換気扇を作動させた上で窓も開けるのが理想ですが、換気扇がなければ窓を開けるだけでもかまいません。

詰まりが解消すると、便器内の水位が低くなることが多いです。
それを確認したら洗浄レバーで調整し、少しずつ水を流してみましょう。

トイレ詰まりの多くは、トイレットペーパーの流しすぎが原因のため、放置するだけで解消することが多いです。
重曹とお酢を使っても治らないトイレの詰まりに関しては、プロでなければ治せない案件かもしれません。

トイレットペーパーや排泄物はいつか溶けていきます。
時間を置いても流れない、重曹とお酢を使ってもダメ、といった場合はすでに自分で対処してはいけないタイプの詰まりである可能性大です。

水に溶けないものを、固形物や異物などと呼んでいます。
洗面所や浴室の排水口とは異なり、便器にはフィルターが存在しません。

そのため、うっかり落としたものは、そのまま流れていってしまうのです。
固形物が近くにある場合は、ゴム手袋をはめて手で取り出せるケースがありますが、それができない場合は速やかに専門業者へ依頼しましょう。

詰まりが便器の先の排水管で発生しているケースでは、すでに自分で対処することは不可能です。
奥に流れていけば、ワイヤーを入れても届きません。

こうした場合は業者に依頼し、トーラーと呼ばれる機械や、高圧洗浄などの方法で詰まりを解消してもらいましょう。
これらの機械を必要とする詰まりは、すでに自力では対処ができません。

重曹とお酢を組み合わせると炭酸ガスが発生し、ペーパーや排泄物を素早く溶かして流れやすくできます。
作業をするときのコツは、重曹を入れてからお酢を入れることで、順番が逆になると効果が半減します。

この方法では解消できない固形物や排水管の閉塞などが原因の詰まりに関しては、専門業者に依頼するのが得策です。