トイレの水漏れトラブルはどれくらいの修理代がかかる？優れた業者を選ぶポイントも

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トイレの水漏れの修理においては、多くの場合で部品交換が必要になります。
修理代に反映される要素は、部品代と作業の労力です。

ここでは、よくある水漏れの発生箇所と修理代の相場、怪しい業者を避ける方法などについて説明しています。

トイレの水漏れ修理が必要となるケース

トイレの詰まりは放置して直ることがあるのに対して、水漏れは自然に直ることはありません。
水漏れが発生している時点で、必ず何らかの故障やトラブルが発生しているため、すぐに修理を始めてください。

便器の素材である陶器は相当に丈夫ですが、強い衝撃が何度も加わるとヒビが入ることがあります。
樹脂素材の便器に関しても、使い続けると経年劣化の影響を受けてヒビができてきます。

便器は人間の体重がかかる部分であり、極めて大きな負荷を受け続けているのです。
当然ながらヒビが入ると、その部分から便器内の水が漏れてきます。

便器がヒビ割れしている場合は、便器本体の交換を検討してください。

トイレタンクが破損している場合も水漏れが発生します。
ヒビ割れ以外では、タンク内の部品の破損・老朽化なども原因です。

例えば、ボールタップや浮き玉、ゴムフロートなどが傷んでいると水漏れにつながります。
ほかにも、パッキンの老朽化、ナットの緩みなども原因のひとつです。

給水管はタンクと止水栓をつなぐ部品で、水圧の影響で少しずつ劣化していきます。
接続部に緩みが生じている、給水管の耐用年数を過ぎている、といったケースで水漏れが起こります。

また給水管のつなぎ目にあるパッキンが劣化し、漏れるケースも考えられるでしょう。

トイレの水漏れ修理は、異常の発生している部品を交換すれば直ります。
便器交換ですと10万円を超えるのが一般的ですが、それ以外の部品であれば2～5万円くらいで直せることが多いです。

便器の交換を依頼した場合、工賃を含めると10～20万円が相場です。
修理代の多くは便器本体の価格で、便器のグレードによって10万円以上も費用に開きが出てきます。

なお、高グレード便器の場合だと、工賃を含めて30万円を超えることがあります。

フランジパテとはトイレと排水管をつなぐパーツで、いわば巨大なパッキンのようなものです。
ここが劣化して水漏れすると、交換に際して便器の脱着が必要になるので、費用は4～6万円程度になります。

複数のパーツが同時に破損し、水漏れが起きるケースは滅多にありません。
水漏れが発生したとき、多くは一箇所のパーツにのみ不具合が発生しています。

トイレタンク内で何らかの部品が破損している場合、修理代は2～4万円が相場です。
費用はタンク脱着作業が必要かどうかによって大きく変わります。

タンク本体の破損が原因で水漏れしているときは、タンク交換が必要でしょう。
その場合はトイレ一式の交換になるため、10～20万円程度の費用がかかります。

これほど高額になる理由は、タンク単体での販売は原則として行われていないためです。

給水管や止水栓をまるごと交換する場合は、2～4万円が相場になります。
接続部のナットが緩んでいる、パッキンが摩耗している、などの軽微な不具合なら2万円未満に収まることが多いです。

トイレの水漏れ修理の費用には、業界基準のような相場は存在しません。
トイレ本体にはメーカー希望小売価格が設定されているのに対して、修理費用は修理業者の裁量によって自由に決められているからです。

それゆえ、水漏れ修理業者の中には、法外な料金を請求してくる業者が少なからずあります。

知名度がすべてではありませんが、一般的に知名度のある会社は信用と実績があるものです。
名前を聞いたことのない会社より、地元に根付いて30年の会社のほうが信頼できるはずです。

トイレの水漏れ修理はリフォームと同様に、見積もりをしなければ詳細な料金は出せません。
しかし、大まかな料金すらも提示できない業者に関しては、警戒したほうがいいでしょう。

悪徳業者は修理完了後に言い値を伝えてくるので、相場の10倍以上の費用を請求されることもありえます。

悪徳業者の中には、不具合のある部分だけでなく、問題のない部分の修理・交換を求めてくる業者があります。
例えば、便器に目立った損傷が見られないのに、そろそろ交換したほうがいいと持ち掛けてくる業者もあるのです。

こうしたトラブルを防ぐためにも、水道局指定工事店、また地元で長く営業している会社を選びましょう。

トイレは様々な部品で構成されており、故障の多くはこれらの部品の摩耗によって起こります。
部品交換の相場は2～5万円程度ですが、便器やタンクの交換を伴うとなれば10万円以上になることが多いです。

修理代を少しでも抑えるためには、健全な会社に依頼することが大前提です。