単水栓へのシールテープの正しい巻き方と注意点
水道工事でよく使用される「シールテープ」は、単水栓や配管接続時の水漏れ防止に欠かせない材料です。正しい方向と適切な巻き方を守ることで、接続部の水漏れをしっかり防げます。本記事では、単水栓にシールテープを巻く具体的な手順と注意すべきポイントを解説します。
本日は、水道トラブル専門店の株式会社クリーンライフで修理を実際に行っている筆者が、よくある水道トラブルの経験をまじえて解説いたします。
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シールテープとは？
シールテープ（PTFEテープ、テフロンテープ）は、ネジ式の水道管接続部に巻くことで隙間を埋め、漏れを防ぐための薄いフィルム状のテープです。水やガスの配管工事でも使われ、耐久性と柔軟性に優れています。
単水栓へのシールテープの巻き方
以下の手順でシールテープを正しく巻くことで、水漏れのリスクを抑えられます。
1. 接続部分をきれいにする
まず、単水栓や配管のネジ部に古いシールテープや汚れが残っていないか確認しましょう。異物があるとテープが均一に巻けず、漏れの原因になります。
2. シールテープの巻き始めを決める
シールテープは、**ネジ山の先端から**巻き始めます。先端を2〜3mmほど残しておくことで、接続時にテープが押し出されるのを防げます。
3. 巻く方向は「時計回り」
ネジの締める方向（時計回り）に合わせてシールテープを巻きます。逆方向に巻いてしまうと、接続時にテープが剥がれてしまい、密閉性が損なわれます。
4. 適切な厚さになるまで巻く
ネジ山に沿って4〜5回ほど巻き付けます。巻きすぎるとネジが入らなくなったり、水漏れの原因になったりするため、適度な厚さを心がけましょう。
5. テープをカットし、軽く押さえる
巻き終わったらテープを切り、巻き終わり部分を指で押さえてなじませます。これにより、接続時にテープがずれるのを防ぎます。
シールテープを使う際の注意点
適切にシールテープを使うためには、以下のポイントを押さえておくと安心です。
1. 巻きすぎに注意
シールテープを厚く巻きすぎると、ネジがしっかり締まらなくなることがあります。巻く回数を調整して、ネジがしっかり噛み合うようにしましょう。
2. 適切な箇所に使用する
シールテープはネジ式接続に適していますが、ゴムパッキンを使う箇所には必要ありません。使用箇所を見極めましょう。
3. 漏れがあれば再度巻き直す
もし接続後に水漏れが確認された場合は、シールテープを一度取り外して、新しいものを巻き直してください。同じテープを再利用すると、密閉性が保てない可能性があります。
まとめ
単水栓へのシールテープの巻き方は、シンプルですが重要な工程です。正しい方向と適切な巻き回数を守ることで、水漏れの心配を減らせます。接続後は必ず水漏れチェックを行い、必要があれば再度巻き直してください。
もし、シールテープを巻いても水漏れが止まらない場合や、取り付けに不安がある方は、専門業者に相談することをお勧めします。
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