単水栓の元栓とは？元栓の役割と閉め方・トラブル対応
単水栓の元栓は、水道配管全体や特定の蛇口への水の供給を止めるために必要なバルブです。水漏れや蛇口の修理を行う際には、この元栓を閉めることで安全に作業ができます。本記事では、元栓の基本的な役割、閉め方や開け方の手順、トラブル時の対処方法を紹介します。
本日は、水道トラブル専門店の株式会社クリーンライフで修理を実際に行っている筆者が、よくある水道トラブルの経験をまじえて解説いたします。
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単水栓の元栓の役割と設置場所
元栓は、水道配管の起点に設置されており、そこから各蛇口に水が供給されます。各家庭や建物に1つの元栓があり、トラブルの際にはこれを閉めることで全体の水の供給を停止することができます。
元栓の設置場所
- 屋外の**水道メーターボックス**内（多くの家庭の場合）
- キッチンや洗面所のシンク下の**止水栓**
- アパート・マンションの場合は、玄関付近や共有部の配管ボックス
元栓の閉め方と開け方
元栓の操作は難しくありませんが、急なトラブル時には落ち着いて正しい手順で行うことが大切です。
1. 元栓の閉め方
元栓を閉めることで、配管全体の水の流れを止めます。
- 屋外のメーターボックス内の**青いバルブ**を探します。
- バルブを**時計回り**に回して、きつくなるまで回します。
- 蛇口を開けて水が止まったことを確認します。
2. 元栓の開け方
元栓を開けるときも慎重に行い、水圧の急な変化を避けることが重要です。
- バルブを**反時計回り**に回して開けます。
- 最初に少しだけ開けて、蛇口からゆっくり水を出します。
- すべての配管内に空気が抜けたら、完全にバルブを開けます。
元栓のトラブルと解決方法
元栓自体が正常に機能しない場合や、閉めた後に水漏れが続く場合は、以下のような対応が必要です。
1. 元栓が固くて回らない場合
長期間使われていない元栓は固くなって回らないことがあります。その場合は、以下の方法を試してください。
- **プライヤー**や**モンキーレンチ**を使って慎重に回す。
- 錆びがひどい場合は、潤滑スプレーを使用する。
2. 元栓を閉めても水が止まらない場合
元栓の内部部品が劣化している可能性があります。この場合は、元栓の交換が必要です。自分での対応が難しい場合は、専門業者に依頼しましょう。
3. 元栓からの水漏れ
元栓自体から水漏れがある場合は、パッキンが劣化していることが考えられます。パッキン交換で改善できる場合もありますが、専門業者に点検を依頼するのが確実です。
まとめ
単水栓の元栓は、緊急時の水の供給停止や修理作業時に欠かせない重要な設備です。元栓の場所と操作方法を事前に把握しておくことで、いざというときの対応がスムーズになります。固くて回らない場合や水漏れが解消しない場合は、無理をせず専門業者に依頼しましょう。
もし、元栓の操作や修理に不安がある場合は、専門業者に相談してください。
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