キッチンの床下から水漏れが…原因は？応急処置から放置するリスクも

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キッチンの床下から水漏れした場合、給水管や排水管に問題が生じている可能性があります。
いずれにせよ放置は危険ですので、速やかに応急処置をおこないましょう。

本記事のポイントは次の3つです。

・キッチンの床下から水漏れする原因
・水漏れ発生時の応急処置の方法
・水漏れを放置するリスク

水漏れの原因はもちろん、応急処置の方法や放置する危険まで詳しく解説します。

キッチンの床下から水漏れが発生する原因とは？

キッチンの床下から水漏れする原因は次の4つです。
原因を特定したら、早めに応急処置を施しましょう。

まず挙げられる原因は、配管のヒビ割れや破損です。
配管は劣化すると材質が脆くなり、ヒビなどの傷が入りやすくなります。

もし配管が破損している場合、穴を塞ぐだけでは意味がありません。
破損箇所が広がる前に、配管を新品へ交換しましょう。

次に挙げられるのはナットの緩みです。
配管を接続しているナットが緩んだ場合、そこから水が漏れ出すことがあります。

配管のナットは、時間とともに少しずつ緩みますので、一度締め直してみましょう。

配管に問題がない場合、排水トラップが破損している可能性があります。
排水トラップにヒビや傷があると、そこから水漏れしますので、速やかな修理が必要です。

また、排水トラップに汚れや異物が詰まり、隙間から水が漏れ出すこともあります。
もし排水トラップ本体に異常が見られない時は、ゴミなどが詰まっていないかチェックしましょう。

床のみ濡れている時は、床下にある排水管が破損している可能性が疑われます。

床下の排水管の破損は確認が難しく、水漏れしてから気付くケースも少なくありません。
ただ、放置すると被害が広がりますので、早めに業者へ点検を依頼しましょう。

もしキッチンの床下で水漏れが起こったら、以下の応急処置をおこないましょう。
応急処置を施した後は、できるだけ早く業者に相談することが重要です。

水漏れが発生した場合、まずは水栓の止水栓か水道の元栓を閉めましょう。
栓を閉じると水の供給が止まるため、水漏れ被害の拡大を防止できます。

ただし、水道の元栓を閉めるとキッチン以外の水栓も使えなくなります。
すぐに業者を呼び、水漏れを修理してもらいましょう。

配管などの接続部から水漏れする時は、ナットを締め直してみましょう。

配管のナットは、モンキーレンチかスパナがあれば簡単に締められます。
ただ、配管を破損させる危険もありますので、締めすぎには気をつけましょう。

床の腐食を防ぐために、水分を雑巾でしっかり拭き取り、周囲にバケツや乾いた雑巾を設置しましょう。

水漏れの程度によってはこまめな交換が必要ですが、水漏れの被害拡大を抑えられます。
しかし、あくまでも応急処置ですので、修理や部品交換など根本的な解決が求められます。

キッチンの床下で水漏れが発生した場合、絶対に放置してはいけません。
すぐに業者を手配しないと、さまざまなリスクを被ることになります。

水漏れを放置すると、床材が腐食する可能性があります。

一般的なキッチンは、耐水性が高い床材を使用していますが、水の影響を完全に防げるわけではありません。
徐々に腐食が進み、床が抜けてしまうおそれもあります。

黒カビの発生にもつながるので注意しましょう。

黒カビは浴室に生えるもの、と考えている方も多いと思いますが、水場ならどこでも生える可能性があります。
そのため、床下の水漏れを放置すると黒カビが繁殖する危険が潜んでいます。

なお、黒カビはアレルギーを誘発しますので、アレルギー体質の家族がいる場合は注意が必要です。

賃貸物件に住んでいる場合、下階の住人に影響が出る可能性もあります。
水が床に浸透すると、下階で雨漏りを起こすリスクがあるのです。

もし下階の住民の家財などに損害が生じた時は、全て賠償しなくてはいけません。
また、物件のオーナーから部屋の原状回復費用を請求されるおそれもあります。

キッチンの床下で水漏れする原因はさまざまですが、発生時は速やかな応急処置が必要です。
応急処置をおこなったら、水回りのプロへ相談しましょう。

なお、水漏れを放置すると床材が腐食したり、黒カビが繁殖したりするおそれがあります。
水漏れを発見した際は放置せず、速やかに対応しましょう。