水道レバーが固まったらどうする?原因と対処法を徹底解説
キッチンの水道レバーが急に固くなると操作しづらいですね。
そこで今回は、水道レバーが固くなる原因や対策方法などを紹介します。
本記事のポイントは3つ。
・水道レバーが固くなる原因
・水道レバーの固まりを解消する方法
・水道レバーの固まりを予防する方法
できるだけ分かりやすく紹介しますので、最後までお読みいただき参考にしてください。
水道レバーが固くなる原因とは?
水道のレバーが急に固くなる原因はいくつかありますので、個別にお伝えします。
サビ・経年劣化
水道のレバーは、プラスチック樹脂やステンレス鋼で作られています。
水道本体はステンレス鋼です。
何も加工していない鉄と比較して、ステンレスはサビにくいという特徴がありますが、全くサビないという訳ではありません。
醤油などの塩分の高い調味料や塩素系洗剤などが付着すると、酸化被膜が不安定になり、剥がれてしまいます。
サビが付着したまま使い続けると、レバーが固くなる原因となります。
経年劣化の場合も同様で、時間が経つことで酸化被膜が剥がれてサビが発生し、レバーが固くなりやすいです。
バルブカートリッジの劣化
バルブカートリッジとは、レバーの下にある部品で、水量の調整やお湯とお水を切り替えたりする役割を持っています。
バルブカートリッジの耐用年数は約5年。
バルブカートリッジに付属しているパッキンの耐用年数も5年程度ですから、それを超えて使用していると詰まりや破損してしまいレバーが固くなる原因となります。
ミネラルの結晶化
キッチンを掃除していないと白くなりますね。
それが結晶化です。
若干ですか、水道水にはカルシウムやマグネシウムが含まれており、時間が経つことで結晶化します。
結晶化してしまうと摩擦が生じ、結果としてレバーが固くなります。
水道レバーの固まりを解消する方法とは?
前項では水道レバーが固くなる原因を紹介しましたが、ここでは解消する方法をお伝えしていきますので、参考にしてください。
クエン酸水でミネラルを除去
100均などで販売されている霧吹きスプレーにクエン酸水を入れて、吹き付けながらスポンジで軽くこすってください。
クエン酸水の作り方は、水500mlにクエン酸10g(小さじ2杯)を混ぜるだけです。
スポンジで擦れない部分は使い古しの歯ブラシを使用しましょう。
グリスアップ
潤滑油の劣化が原因でレバーが固くなっている場合は、グリスアップしましょう。
方法は簡単で、レバーの下にあるスピンドルに水栓用シリコングリースを塗布するだけです。
ただし、水が噴き出してはいけませんから、元栓を閉めて作業してください。
カートリッジを交換する
カートリッジが原因で水栓レバーが固くなった時は、思い切って交換するのも一つの解決方法です。
販売価格はメーカーによりさまざまですが、5,000円程度が相場です。
廃番になっている型式もありますので、蛇口を分解する前にメーカーに確認してください。
仮にカートリッジが廃番になっている場合、10年以上前の古い蛇口ということですから、本体の交換をおすすめします。
水道レバーの固まりを予防する方法とは?
水道のレバーが固くなってから対策するよりも、そうならないように予防するほうが費用が安く済みますし効果的ですね。
ここからは、自分でできる予防法をお伝えします。
グリスアップ
最低でも5年に一度はグリスを塗り直しましょう。
方法は以下の通りです。
1.元栓を閉める
2.レバーの下や裏にあるネジをはずす
3.カートリッジを取り出す
4.ピンセットでスピンドルを取り出す
5.古いグリスを拭き取る
6.新しい水栓用グリスを塗る
7.元通りに取り付ける
水栓用グリスは塗りやすいスプレータイプがおすすめです。
定期的に水垢を掃除する
解決方法で紹介したクエン酸を使用して、定期的に水垢(ミネラルの結晶)を掃除してください。
頻繁に手入れしている場合、クエン酸とスポンジで汚れが落ちますが、石化している場合はスクレーパーを使用しましょう。
クエン酸の代わりに酢を使用すると、ニオイは気になりますが汚れは速く落ちます。
乱暴に扱わない
お子さまがいるご家庭で多いのが、蛇口のレバーを乱暴に扱っているケースです。
急にレバーを上げ下げしたり叩くように操作していると、部品の劣化も速くなることが予想されます。
水道のレバーは日頃から優しく操作してください。
固い水道レバーまとめ
水道のレバーは時間をかけて固くなりますから、日頃のお手入れが重要です。
設置から10年以上が経過しているレバーが固くなった時は、蛇口本体の交換も検討してください。