単水栓の蛇口サイズと選び方のポイント

単水栓の蛇口を交換する際に、サイズ選びは非常に重要です。サイズが合わないと取り付けが難しくなり、水漏れや使い勝手の悪さにつながります。

本日は、水道トラブル専門店の株式会社クリーンライフで修理を実際に行っている筆者が、単水栓の蛇口のサイズの種類や、選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。

単水栓とは？

単水栓とは、一般的に水だけが出る蛇口のことです。主に台所や洗面所、洗濯機用の給水口などに使われており、温水と冷水を同時に出せる混合水栓とは異なります。単水栓はシンプルな構造で、操作が簡単なため、家庭や商業施設でも幅広く使用されています。

単水栓の蛇口サイズは、接続部分の規格に基づいており、日本では主に以下の2つのサイズが一般的です。

このサイズは、蛇口と水道管の接続部分の太さを表しており、適合するサイズを選ぶことが重要です。一般家庭の場合、多くは13mm規格の蛇口が適しており、水道管の直径に合わせて選ぶことでスムーズな取り付けが可能です。

蛇口のサイズを選ぶ際、まず確認すべきは現在使用している蛇口のサイズです。以下の方法でサイズを簡単に確認できます。

蛇口の根元部分を確認
蛇口の根元部分に刻印されていることがあり、「13」「20」などの数字でサイズが記載されている場合があります。
メジャーで直径を測る
蛇口の根元、つまり水道管との接続部分の直径をメジャーで測りましょう。13mmの場合、約20mmの外径があります。20mmの蛇口なら約25mmの外径です。
取扱説明書や型番から調べる
もし、蛇口の説明書があれば、そこにサイズが記載されている場合があります。また、型番からメーカーのウェブサイトでサイズを確認することも可能です。

蛇口のサイズを確認した後、次に注意すべきは取り付けの際の手順です。取り付けにはいくつかのポイントがあります。

作業を始める前に、必ず水道の元栓を閉めてください。水が出たままだと作業が難しくなり、水漏れの原因にもなります。元栓がどこにあるかは住宅ごとに異なるため、事前に場所を確認しておきましょう。

古い蛇口を取り外す際には、モンキーレンチを使ってしっかりとナット部分を緩めます。取り外す際には蛇口周辺にタオルを敷き、水がこぼれないように注意します。場合によっては、固くなっていることがあるため、無理に力を入れるのではなく、少しずつ緩めることが大切です。

取り付ける新しい蛇口は、必ずサイズが適合していることを確認したうえで取り付けます。蛇口のネジ部分にシールテープを巻き、水漏れを防ぐための準備をします。その後、ネジ部分をしっかりと締め、元栓を開けて水漏れがないか確認します。

サイズ以外にも、蛇口の素材やデザインも考慮することが大切です。家庭内の美観を損なわないためには、設置場所に合わせたデザインを選ぶのがポイントです。また、使用する場所や頻度に応じて、耐久性やメンテナンスのしやすさを考慮した素材選びも重要です。

サイズ選びに迷った場合は、専門店で相談するのがおすすめです。ホームセンターや水道業者では、実際の製品を見ながらサイズを確認できるため、間違った選択をするリスクが減ります。また、オンラインで購入する場合も、メーカーのサポートに連絡し、サイズや互換性について相談することができます。

単水栓の蛇口を選ぶ際には、サイズを正確に確認することが最も大切です。家庭で一般的に使われる13mmや、業務用の20mmなど、自分の環境に合ったサイズを選びましょう。さらに、取り付け時には適切な手順を守り、素材やデザインも考慮することで、長く快適に使用できる蛇口を選べます。

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