シャワーヘッドを掃除！つまり・汚れを徹底的に落とす方法とは？

シャワーの勢いが弱い、お湯が全然出てこない…このような症状が出た場合、シャワーヘッドがつまっている可能性があります。
シャワーヘッドは目が細かく、汚れなどが蓄積し、つまりを引き起こすことも珍しくありません。

ただ、つまり・汚れをそのままにすると、シャワーが不衛生な状態になってしまう危険があります。
水圧が弱くなった時は、一度シャワーヘッドを掃除してみるとよいでしょう。

シャワーヘッドのつまりや汚れが溜まる原因

シャワーヘッドがつまる原因は主に3つで、ほとんどのケースは汚れに起因します。
いずれにせよ、シャワーヘッドのつまりを解消するためには掃除が必要です。

水垢が蓄積している

シャワーヘッドをつまらせる原因の多くは水垢です。
水道水の中には、わずかにミネラルや不純物が含まれています。
これらは水分が蒸発した際に固着し、白い汚れとなって現れます。

しかし、固着した水垢は頑固で、水を流した程度では落ちることがありません。
そのため、シャワーヘッド内部に水垢が溜まると、目をつまらせてしまう場合があります。

石鹸・シャンプーが固着している

石鹸カスやシャンプーがつまっている可能性も考えられます。
石鹸などをシャワーで流す方は多いと思いますが、その際にカスが飛び散り、シャワーヘッドに付着することがあります。
すぐに流せばよいですが、そのまま放置すると固着し、シャワーをつまらせてしまいます。
水垢より頑固な汚れになることも多いので、シャワーヘッドはこまめに掃除しましょう。

黒カビが繁殖している

黒カビがシャワーヘッドのつまりを引き起こす場合もあります。
シャワーヘッドの中は湿気が溜まりやすく、黒カビが繁殖しやすい環境が整っています。

もし黒カビが繁殖している場合、速やかに掃除するか、シャワーヘッドごと交換したほうがよいでしょう。
黒カビを含んだシャワーを浴びることになるため、決して衛生的とはいえません。

シャワーヘッドのつまりや汚れをそのままにしておくと？

シャワーヘッドの掃除まで手が回らない・面倒と感じている方もいると思います。
しかし、シャワーヘッドのつまりや汚れを放置してはいけません。
シャワーの仕様に影響するほか、不快な臭いに悩まされるリスクがあります。

シャワーの勢いが弱まる・出なくなる

シャワーヘッドの汚れやつまりを放置すると、シャワーの勢いが弱まってしまいます。
目がつまっていますので、蛇口をひねってもシャワーの勢いはほとんど変わらないでしょう。

また、目が完全につまってしまうと、シャワー自体が使えなくなる可能性があります。
掃除して目詰まりを解消するか、シャワーヘッドを交換するしかありません。

お湯が変な方向に飛んでしまうことも

目のつまり方によっては、お湯が変な方向に飛ぶ可能性もあります。
まっすぐお湯が出ない、飛び散ってしまう…このような状態が続くと、シャワーを使う度にストレスが溜まるでしょう。
そうなる前に汚れを取り除き、つまりを解消することが重要です。

黒カビが繁殖して悪臭が生じる

汚れを放置した結果、シャワーヘッドの中で黒カビが繁殖し、悪臭を発するおそれもあります。
カビ臭は非常に不快なうえ、体内に黒カビが入り込むと、人によってはアレルギー反応が起こります。
健康を害するリスクがあるため、シャワーヘッドを掃除し、黒カビの繁殖を抑えることが大切です。

シャワーヘッドの掃除方法

シャワーヘッドの掃除は決して難しくありません。
いくつかの道具があれば、すぐにでも掃除可能です。

・掃除用クエン酸
・シャワーヘッドが浸かるサイズの洗面器やバケツ
・スポンジや歯ブラシ

上記の道具を揃えたら、以下の手順に沿ってシャワーヘッドを掃除しましょう。

1．シャワーヘッドをホースから取り外す
2．お湯1リットルに対して、クエン酸大さじ1〜2程度を溶かす
3．クエン酸を溶かしたお湯の中にシャワーヘッドを浸ける
4．30分〜1時間程度浸け置きする
5．スポンジや歯ブラシでシャワーヘッドの穴を擦る
6．流水でクエン酸をしっかり洗い落とす

もし上記の方法で汚れが落ちない場合、クエン酸を重曹かセスキ炭酸ソーダに変えてみましょう。
クエン酸は、白い水垢などアルカリ性の汚れに対して有効ですが、皮脂など酸性の汚れには効果がありません。
重曹・セスキ炭酸ソーダは酸性の汚れを除去できますので、同じ方法で試してみましょう。