賃貸のお風呂にある「バランス釜」とは？水漏れする原因やその対処法も！

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給排気が備わっているバランス釜は、経年劣化や部品の破損によって水漏れすることがあります。
もしお風呂のバランス釜が水漏れした時は放置せず、速やかに対応しましょう。

本記事では、以下の3つについて解説します。

・そもそもバランス釜とは何か
・お風呂のバランス釜が水漏れする原因
・水漏れした際の対処法

バランス釜が水漏れする原因や、水漏れ発生時の対処法をご紹介します。

そもそもバランス釜とは？

バランス釜は、専用の給湯設備を備えた風呂釜のことをいいます。
給排気のバランスが取れていることから、バランス釜と呼ばれています。

バランス釜は、ガスを使ってお湯を温める点は一般的な給湯器と同じです。
しかし、給湯機能を使えるのは浴室のみで、洗面所やキッチンなどでは使えません。

また、本体は浴槽の隣か近くにセットされており、吸気管・排気管が備わっています。
これにより、ガスの燃焼に使う空気の吸気と、一酸化炭素などの排気を両立させています。

バランス釜の風呂釜は、1960年代の公営住宅を中心に普及し、その後民間の賃貸物件でも広く採用されました。
しかし、その後は屋外式の給湯器が主流となり、1990年代以降はほとんど見られなくなってます。

現在でも使用している賃貸物件はあるものの、非常に珍しいといっても過言ではありません。
また、普及から相当の年数が経過していますので、設備の老朽化にも注意が必要です。

バランス釜は一般的な浴槽と同じく、老朽化によって水漏れが発生する場合があります。
原因は個々のケースによりますが、主に以下で挙げる影響が考えられます。

まず考えられる原因は浴槽のヒビ割れです。
バランス釜に限らず、お風呂の浴槽は時間とともに老朽化が進み、ヒビが入ってしまうことがあります。

するとヒビ割れた箇所に水が入り込み、外へと漏れ出す（水漏れする）場合があるのです。
なお、浴槽のヒビ割れは補修も可能ですが、老朽化している場合は交換も検討しましょう。

次に考えられる原因は、バランス釜とつながっている水栓の劣化や部品の破損です。
水栓が劣化したり、部品が破損したりすると、隙間から水漏れすることがあります。

水栓の劣化や部品の破損であれば、該当箇所の部品などを交換するだけで対応できます。
ただ、賃貸物件はオーナーや管理会社の許可が必要ですので、まずは連絡を取りましょう。

水栓などにも不具合が見られない場合、給排水管の破損が起きている可能性があります。

給排水管の寿命は長いものの、時間とともに少しずつ劣化が進みます。
特に築年数が古い物件の場合、配管の水漏れリスクは高いと考えておきましょう。

もし給排水管が破損した時は、該当部分の補修か配管の交換が必要です。

バランス釜から水漏れした時は、速やかな対応が求められます。
浴槽の使用に影響しますので、放置しないことが大切です。

バランス釜で水漏れを確認したら、賃貸物件のオーナーや管理会社に連絡しましょう。
水漏れを確認した旨と状態を伝え、修理業者などを手配してもらう必要があります。

持ち家の場合とは違い、賃貸物件は自分で修理したり、業者を呼んだりすることができません。
後々トラブルになりますので、真っ先に連絡しましょう。

管理会社などに連絡したら、蛇口の止水栓を閉めておきましょう。
もし止水栓が見つからない時は、水道の元栓を閉じることが重要です。

止水栓か元栓を完全に閉じれば、バランス釜からの水漏れは収まります。
ただし、お風呂や他の水回り設備が使えなくなりますので、修理が終わるまでは注意が必要です。

お風呂のバランス釜が水漏れする原因は、浴槽のひび割れや水栓の劣化などさまざまです。
水漏れは放置すると悪化する一方ですので、速やかに対処しましょう。

賃貸物件の場合、オーナーや管理会社への連絡が必要です。
すぐに連絡を取り、修理業者を手配してもらいましょう。