ボイラー水漏れ原因と対処法！業者に依頼する費用相場も

※本記事にはプロモーションが含まれています

「シャワーを浴びていたら温度が低くなった」「設定温度を上げてもお湯が出ない」
温かい水を使いたい時に冷水しか出なくなると困りますね。

特に寒い地域にお住いの方はお風呂に入れなくなってしまいます。
そこで今回は、ボイラーからの水漏れ原因や修理費用について詳しく紹介します。

本記事のポイントは3つ。

・ボイラーの水漏れ原因とその対処法
・ボイラーの水漏れを未然に防ぐための方法
・ボイラーの水漏れ修理の費用相場

できるだけ分かりやすく紹介しますので、最後までお読みいただき参考にしてください。

ボイラーの水漏れ原因とその対処法

凍結や経年劣化など、ボイラーから水が漏れる原因はいくつかありますので、対処方法も含めて個別に紹介します。

メーカーや型式によって若干異なりますが、家庭用ボイラーの耐用年数は10年とされています。
つまり、3650時間の燃焼に耐えるということです。

耐用年数を越えて使用していると、ボイラーに繋がっている給水管や、減圧弁・安全弁の部分から水が漏れることがあります。

水道管は－4℃で凍結し始めます。
ボイラーにつながっている給水管や給湯管は屋外に設置されていることがほとんど。

暖かい日中やボイラーを使用している時でしたら凍結することはあまりありませんが、真冬日や冬の風が強い日、夜中には凍結することがあります。

ボイラーを設置する際の工事で配管のミスなどがあると、ボイラーの下や管の接続部分からの水漏れ原因となります。
ボイラーを設置する時は、信頼できる業者に依頼しましょう。

経年劣化・凍結・施工不良と原因を紹介しましたが、対処方法はすべて共通です。

・浴室やキッチンにある電源パネルをオフにする
・ボイラーの近くにある止水栓を閉める
・専門業者や管理会社に相談する

この時に給湯器のメイン電源だけは切らないでください。

水漏れが起きてから慌てるよりも、できれば未然に防止したいですね。
ボイラーからの水漏れ予防は、手順さえわかれば一般の方でも簡単に行えます。

使用していない時にも水を流すことによって、凍結から水道管を守ります。
目安としては鉛筆の芯くらいの量です。

全ての蛇口から水を出すわけではなく、メーターから一番遠い蛇口を開けておきましょう。
気になる水道代ですが、一日で40円くらいです。

お湯を出しっぱなしにしていると、ガス会社から緊急連絡があります。
出しっぱなしにする際は、かならず水にしてください。

ボイラーに残っている水が凍結すると約10％体積が増えてしまい、給水管や給湯管、ボイラー内部の配管が破裂する原因となります。
それを未然に防ぐのが『水抜き』です。

ボイラーにつながっている給水管や給湯管には、水抜き栓が取り付けられています。
まず、給水管側にある止水栓を閉めてください。

つぎに給水管と給湯管にある水抜き栓から水を抜きましょう。
最後にお風呂場の蛇口を開けて、残っている水をすべて出せば完了です。

ちなみに、現在では多くのボイラーに凍結予防ヒーターが取り付けられていますから、長期不在や停電でもしない限り水抜き作業は不要と考えます。

ボイラーの水漏れを修理する費用の相場は、漏れている場所や故障箇所によって異なります。
場合によっては交換したほうがお得な場合もありますから、慎重に検討してください。

外部からつながっている配管を修理する費用は、8,000円～15,000円が相場です。

水抜き栓や給水栓、止水栓などからの水漏れを修理する費用は、12,000円～20,000円が相場となります。

水漏れの原因がボイラー内部にあるときは、相場の幅が広くなります。

・燃焼系部品の修理費用：17,000円～33,000円
・電装系部品の修理費用：6,000円～46,000円
・安全装置の修理費用：7,500円～58,000円
・湯温制御装置の修理：10,000円～35,000円

比較的手に入れやすい部品でしたら安く済みますが、核となる部品の場合は修理費用が高額になる傾向です。
また、製造終了から10年以上経過しているボイラーは、部品がないケースもあります。

ボイラーからの水漏れ修理を依頼する際は、必ず3社以上の業者から見積りを取ってください。

使いたい時にすぐお湯が出るボイラー。
寒冷地にお住いの方にとっては生命線ですね。

水漏れして困ることが無いよう、特に冬場はしっかりと対策しておきましょう。