キッチンの排水溝つまりに熱湯はNG?解消法から注意点まで徹底解説!
「キッチンの排水管のつまり解消に熱湯を流したいが、問題がないか不安」とお困りではないでしょうか。
熱湯を流すのはあまりおすすめできず、場合によってはシンク下で水漏れする原因になることもあります。ここでは、以下の内容について解説します。
・キッチンの排水溝に熱湯を流してはいけない理由
・キッチンの排水溝にお湯を使った解消法
・キッチンの排水溝つまりがお湯で解消できない場合の代替案
この記事を読めば、熱湯を使ってはいけない理由やどう対処すべきかわかりますので、ぜひ参考にしてください。
キッチンの排水溝に熱湯を流してはいけない理由
キッチンの排水溝に熱湯を流してはいけない理由と、流したらどうなるかについて解説します。
排水管やトラップを傷める
キッチンの排水溝に熱湯を流してはいけない理由は、排水管や排水トラップを傷めるためです。
排水管は塩ビ管でできており、60〜70度が耐えられる温度の限界です。
70度以上の熱湯をかけると、配管の変形や破損の原因になるため、お湯をかけてはいけません。
場合によっては耐熱管が使われていることもありますが、それでも90度までが限度です。
排水トラップの耐熱温度は90度前後であり、それ以上の温度の熱湯を流すと変形のリスクがあります。
熱湯を流すことでの問題点
熱湯を流すことで、起こりうる問題としては以下のものが挙げられます。
・排水管の破損
・継ぎ目からの水漏れ
・ビニールホースの変形
・配管の寿命が短くなる
このような問題があるため、熱湯を流したい場合は、50度程度に冷めるまで待つことが大切です。
キッチンの排水溝にお湯を使った解消法
熱湯を流すのは危険ですが、50度前後のお湯を排水溝にお湯を使うことで、排水管の油汚れの除去や雑菌対策に効果的です。
具体的には以下のメリットがあります。
・悪臭の予防
・つまりの予防
・掃除効率のアップ
・チョウバエの退治
それぞれについて次で解説します。
悪臭の予防
50度程度のお湯を流すことで、悪臭の原因となる雑菌を取り除けます。
つまりの予防
つまりの原因となる油汚れは水よりもお湯の方が流しやすく、つまりの予防に効果が期待できます。
掃除効率のアップ
お湯をかけてから掃除することで、汚れが落ちやすくなり、掃除効率がアップします。
チョウバエの退治
チョウバエは排水管の汚れなどから発生しますが、50度のお湯で退治できます。
キッチンの排水溝つまりがお湯で解消できない場合の代替案
排水溝のつまりはお湯である程度解消できますが、つまりがひどい場合には、解消できないケースもあります。
その場合には以下の方法を試してみましょう。
・ラバーカップを使う
・専門業者に依頼する
それぞれについて次で解説します。
ラバーカップを使う
ラバーカップはいわゆるすっぽんのことで、トイレ以外のつまりにも役立つ道具です。
使い方は、ラバーカップで排水溝を塞いでから水をため、密閉させそのあとで一気に引き抜きます。
こうすることで、配管内に強い圧力をかけられ、つまりを押し流せれば、つまりが解消します。
ただし、固形物を流した場合は、固形物が奥に押しやられることで、つまりの解消が難しくなるため、注意が必要です。
専門業者に依頼する
ラバーカップでつまりが解消しない場合は、専門業者に依頼しましょう。
専門業者であれば、通常では使わない道具を使い、つまりを解消できます。
つまりを無理に解消しようとすることで、状況が悪化することもあるため、無理をする前に相談するようにしましょう。
【まとめ】キッチンの排水溝つまりに熱湯はNG!
この記事では、キッチンの排水溝のつまりに熱湯がNGな理由や、50度のお湯を活用するメリット、つまりが解消しない場合の対処法について解説しました。
熱湯を流すと、排水管やトラップに悪影響が及ぶため、熱湯ではなく、50度程度まで下がったお湯を流すのがおすすめです。
掃除をしたい場合は熱湯を流すのではなく、少し冷ましてから流すようにしましょう。